「…お前ら、何やってんだよ!」

割り込んで来た声に全員の動きが止まる。

(…健吾!)

息を切らした健吾がそこにいた。

「…な、何ってウチら、挨拶しただけじゃん?」
ねぇ、と女の子達がぎこちなく目を見合わせるのに。

「ふざけんな!」

あたしを背に庇った健吾が怒鳴る。