君にティアラ

「…飲み物とおにぎり、あるから」

今度はさっきとは違って、嬉しさで浮かんだ涙を誤魔化すように小さく鼻をすすってあたしは告げる。

よかった。

おにぎりはラップに包んで来たから無事だ。