君にティアラ

脱脂綿で拭き取って、次に健吾は普通のものより四角くて大きめな絆創膏の包装をペリペリと剥がした。

そのままペタン、とそこに貼って。

「あとは?手とか、足首痛いとかねぇ?大丈夫?」

眉を寄せて心配そうな健吾の問いにあたしは首を振る。

「…ううん、大丈夫」

膝小僧に貼られた絆創膏を見た。

あたしの返事を聞いて、ホッと息を吐く健吾。

「…ありがと」

あたしがそう言うと唇に笑みを浮かべて。

「どーいたしまして」

くしゃくしゃ。

また髪の毛を大きな掌で、かき混ぜられた。

(ああ、やっぱり)

健吾の傍は、安心するな。