「浮気・・・・・」



ポツリと琴羽が溢した。



「浮気ぃ――――――!?」


「ちょっ!!
声が大きいわよ!!!」


ハッとして見渡せば周りの人から痛い視線。


「ごめん・・・・
でも瀧が浮気なんて・・・・」

「あの瀧先輩が浮気なんてするわけないわよ。」


「琴羽が言ったんじゃん。」

「言っただけよ。
心配なら本人に聞いてみたらいいじゃない。」

「でも・・・・・」

「もう!!
ウジウジしないの!!!!
今日ちゃんと聞きなさいよ??」


「えぇ!?
今日!?
無理だよ!!」


「大丈夫よ。
さぁ会社に戻って早く仕事終わらしましょう。」


そう言うと琴羽に連れられ私は足早に会社に戻っていった。