あたしの執事

お盆の上に乗った、透き通った青い液がこぼれないようにと、慎重に足を進める。

カクテル?ワイン?どちらにしても未成年が口にしてはいけないもの。


「持ってきたよ」


病室で待つ玲はやけにおとなしかった。…病気のこと考えていたのかな、なんて思ってしまう。


「何その青い奴。酒?」

「分っかんない。あたし何も聞かされなかったし」


配膳室にいた中年の少し太ったおばさんに、玲のことをいくつか質問されたぐらいで食事については一切触れられていない。

玲は楽しそうに笑って、その青い液体が入ったグラスを持ち上げる。


「この液がもしアルコールだとかだったら、俺間違って千秋のこと襲っちゃうかもね」

「はぁ?」


何を言い出すかと思えば、またそんなくだらないことを…