『キャッ!!やった!!』 『よかったね、はぐみ』 『よかったね』 そう言いながら、 飯島と他二名が窓側に行ってしまった。 やった! やった!! 飯島と同じ班だ!! 心の中で何度もガッツポーズ 『よかったな。空良』 雷斗も俺の肩に腕をかけてピースをしてくる。 『ああ。よかったぁ』 これほどまで、 修学旅行を楽しみにしたことは初めてだ。