「どうし…んっ…!?」


俺、本当に心狭い。


まだ分らないのか!

ってキレたい気持ちを抑えた
変わりに―…


無意識に重ねていた唇。


そっと唇を離すと、
赤い顔を隠す為なのか、
俯く咲妃。


可愛いすぎるんだけど。


「お前なぁ…」


口に出てしまった本音。


こういうのに、俺が弱いって事
も全然知らねぇんだろうな。