小さな恋  …Small prince…


普通の男だったら、
もう襲ってるっつーの。


「はいはい、泣かないの。」


そう大人ぶって
頭を撫でてみるけど、

あいつより背が低いから
少し伸ばさないといけない
腕が…悔しい。

すると

ずっと黙っていた咲妃が
少し哀しげな顔をして
俺を見つめてきた。



「…どした?」