小さな恋  …Small prince…


「こーら。
毎日、何回も確認しろって
言ってるんだろー…?」


怒られてるんだけど、
優しい笑顔で。


「ごめんなさーい♪」


わたしの機嫌は上々で。



「あ、ご飯食べよっ?」


半ばスキップで、リビング
へと向おうとするわたしの
手首をすかさず洵が掴んだ。



「…どーしたの?」


「ご飯の前に…」



黙り込む洵。