「暇だなーっ。」


でも、きっと1人の帰り道
の方がずっと暇だろうし。


友達から借りた、ケータイ小説
を読んでみたり。


ワンセグでTVとか見たり。


けど、1分1秒がとても長くて、
暇を繕う事が出来ない。



―…ガラッ。



「はるた…あ、先輩…。」


早いな、って思って
音の方向を振向いたら。


秋山先輩で、少しガッカリ。