家に着いて中に入ると何だか家中が騒がしかった。


「今日は何かあったかしら?」


「お嬢様のパーティーのドレス選びの日でございます。」


中原に言われて気付いた。そういえば昨日の夜お母様が言ってた気がする。 



私達が玄関ホールで立っていると私に気付いたメイドの1人がこちらにやってきた。 



「お嬢様、おかえりなさいませ。奥様がお待ちです。」


それだけ言うと一礼してまた何処かに行ってしまった。 



「取り敢えずお母様のところへ行きますか。」


私と中原は母のいる部屋へ向かって歩き始めた。