それから私は自分にどんな人が就くのか考えてた。



メガネかけたクールな人。


筋肉ムキムキのボディーガードっぽい人。



おじいちゃんみたいな人。


それはちょっとね。



「ではこの問題を。プリンセス。」



先生に指名され席を立った。


「はい。」



黒板の前に立つと何の迷いもなく、チョークを動かした。



「出来ましたわ。」



「流石プリンセス。正解です。」



「ありがとうございます。」


私は少し微笑み席に着いた。