Princessの掟







しばらく歩くとひとつのお店の前に止まった。 



「…アクセサリーショップ?」




「そう。ちょっと用あるからよっていい?」



「うん。いいけど。」



私達が入口の前にいくとボーイさんがドアを開けてくれた。



確かこのお店は私もよくくる。



女性物から男性の物まで色々あってデザインも素敵。


多分、普通の高校生には買えない値段だと思う。



私達が入ってしばらくすると 



「これはこれは、二階堂様に城東様。」



このお店のオーナーがやってきた。



「お願いしていた物は?」



「出来ております。ではあちらのお部屋で。」



「ごめん。百合亜、ちょっと待っててくれる?すぐ終わるから。」



「ええ、気にしないで。私もこの辺にいるから。」



奴は申し訳なさそうにオーナーと奥の部屋に入って行った。



「さてと、アイツがくるまでアクセサリーでも見てますか!」



私はショウウィンドーを覗いた。