「じゃあ僕から。」 そう言うと優斗は胸に付いていたバッチを外した。 優斗が外したのはプリンスであることを証明する代々プリンスに受け継がれる大事なバッチ。 私達もそれを渡す時がきたみたい。 「しっかりやってください。」 そう言って前に座っている新プリンスにバッチを付けてあげた。 「次は百合亜さん。」 震える手でゆっくりとバッチを外す。 3年間一度も外したことのないバッチ。 ついに手放す時がきたみたい。 「素敵なプリンセスになってくださいね。」 私も新プリンセスにバッチを付けた。