Princessの掟







空港につくなり私達は走っている。 



走ることになったのも琢磨くんに渡すものを準備したから。 



「時間間に合うかしら?」



「とりあえず走るしかないだろ。」



「ごめんね、私が言い出したばかりに。」



「なーに言ってるのよ、私は大賛成よ。」



そう言うと美吏那がニコッと笑ってきた。 



良かった。 



正直、皆に迷惑かけるしどうしようかって思ってた。 



でも琢磨くんの背中が少し寂しく見えたから、 



やろうって思った!! 



でも、間に合わないんじゃ意味がない。 



お願い、 



間に合って!!