「まあ後短い間だけどよろしく。」 「…………」 「ほーら、暗くならない。すぐ戻ってくるし。」 「そうだよな。一生会えないわけじゃねーもんな。」 場の空気を変える優斗。 「そうよね。まだ時間はあるし。」 「見送りに行ってあげてもいいわ。」 それに続くように美吏那も茉莉香も琢磨くんに声をかける。 「ほら、百合亜も何か言ったら?」 「………」 美吏那に言われたけど声が思うように出ない。