「心配したんだよ。」 私を真っ直ぐに見つめる優斗。 「お前が刺された時、心臓止まるかと思った。」 そう言うと私の手をぎゅっと握った。その手は温かかったけど、少し震えている。 「優斗……。」 そう言って起き上がろうとすると左の腹部に激痛奔った。 「…ぅ…痛ッ。」 あまりの痛さにまたベットに戻った。 「馬鹿ッ!!まだ治ってないんだから、おとなしく寝てろ。」 「…ごめん。」 私は言うとおりにおとなしくベットに寝た。