「私は悪くなんてないわ!!当然のことをしたまでよ。」



優斗に負けないぐらいに茉莉香さんも叫んだ。 



「自分が何したか分かっているのか?」



そう言いながら優斗が壇上を下り茉莉香さんの前に立つ。 



そんな優斗を何も言わず睨み付けた。 



「……だって、優斗言ったじゃない。私と婚約するって。なのに、なのに……。」



茉莉香さんはその場に崩れるように座り込んだ。 



「そのことは悪いって思ってる。でも…」