パッ 優斗の言葉と共に私にスポットライトがあたった。 うそ。 自分じゃないって思ってた。学校で変な噂が広まってプリンセスに相応しくないって影では言われていたし。 自分が選ばれるなんて……。 涙が出た。 「おめでとう!!百合亜。」 美吏那が私に抱きついてきた。 「……ありがとう。」 私も美吏那を抱き締め返した。 「二階堂百合亜様、壇上へ。」 司会者に言われて壇上に上がる。