「“あっ美吏那”じゃないわよ!!飲み物取りに行ったきり戻ってこないし!!」 「ごめん。」 茉莉香さんのことで飲み物を取りに行ったことを忘れていた。 もちろん手元にはぬるくなった飲み物が握られている。 「何かあったの?」 「特には…。たださっき茉莉香さんに会ったぐらい。」 私が答えるとまた美吏那が怒鳴った。 「特にないって大ありよ。何かされなかった?」 心配そうに美吏那が私を見つけてきた。 話したほうがいいよね? 美吏那に心配かけちゃったし。