そんな私を見てふぅーとため息をついて琢磨くんは私の前まで歩いてきた。 「百合亜ちゃん、後、30秒ね。30秒以内に返事しないと強制的に僕と正式に婚約する事。」 「30…29…28…、」 30秒のカウントダウンが始まる。 琢磨くんはわざと私が断るように。 琢磨くんは本当にバカだね。 「10…9…8…7、」