Princessの掟







「百合亜ちゃん、気持ちに決着つけさせて。









僕は百合亜ちゃんが大好きです。これから先もずっと傍ににいたいと思ってる。」



「………」



私を真っ直ぐ見つける琢磨くんの瞳は綺麗で澄んでいる。 



そんな琢磨くんを振ることなんて……。 



「百合亜ちゃん!!いいんだよ。自分の気持ちはっきり言ってくれて。」



黙ったままの私の背中を琢磨くんが押す。 



でも、喉から声が出ない。