ドアを開ける前に優斗の手を放した。 だって…まずいでしょ。 ここには私の親だけじゃなくて、優斗の親もいるし、 中に入るとものすごい光が自分に当たった。 な、なに? 何が起きたわけ? いきなりのことで何が起きたのか全く理解できない。 でもひとつだけ分かるのがなんか拍手されていること。 隣の優斗を見ると皆に手を振っている。 何をやってんのよ。 私は誰にも気付かれないようにため息をついた。