しょうがないと言うように優斗は茉莉香の腕を離した。 どうするべきか。 優斗は顎に手を置き考え込んだ。その隙に茉莉香は優斗の側を離れた。 優斗が見えなくなったところで茉莉香は立ち止まった。 「まずいわ…。優斗は頭がいいから。次の策を考えなくちゃ。」 茉莉香は自分の執事を呼んだ。 執事の耳元で何かを呟いた。 「………。いいわね?」 「畏まりました。」 執事はすぐに茉莉香の元を離れていった。 「これで、ティアラは私のものよ。」 茉莉香は静かに笑った。