「準備オッケーです。」 警備の人が叫んだ。 いよいよかぁ。 私は静かに目を閉じた。 しばらくして目を開け、優斗の腕に自分の腕を絡めた。 「じゃあ、開きます!!」 ドアが開き出した時 「百合亜。今日も綺麗だな。」 「えっ?!」 優斗が発した言葉に聞き返した時にはドアが完全に開いていた。 「ほら、行くぞ。」 優斗のエスコートで私も歩きだした。