ノックをして中に入ると、校長ともう1人優斗がいた。 「まあプリンセス!また素敵ね。」 校長はご機嫌なのかいつも以上にニコニコしている。 優斗はというと、黒のタキシード姿。髪は固めて後ろに流している。 私は優斗に視線を向けた時優斗と一瞬目が合った。しかし、どちらからともなく逸らしてしまった。 「2人揃ったことだし、今回もよろしく頼むわね?」 「「はい。」」 私達は並んで部屋を出た。