「私、校長に呼ばれてるから。行ってくるね。」 美吏那と別れ教室を出た。 もう、太陽が沈みそう。私はしばらく沈む太陽を見つめた。 「あっ!行かなきゃ。」 急いで駆け出した。 自分で気付かなかったけど、百合亜の目には涙が溜まっていた。 そんな百合亜を静かに見つめていた人がいた。