その後、おば様にお礼を言ってお店をあとにした。 「気に入ったドレスあってよかったわね?」 「う、うん。」 ドレスのことでウキウキしている美吏那。 だけど、私はドレスよりさっき約束した茉莉香さんとの勝負が頭を占領していた。 怖くないって言ったら嘘になる。でも、もし負けたらと考えてしまう。 自信を持たなきゃいけないのに。 「百合亜!百合亜!」 美吏那に肩を揺すられて我に返った。