Princessの掟






「先生が採点してる間、P160をやってなさい。」



今日中に返ってくるんだ。勝負の結果がすぐ出てラッキーかも。



P160を開いて私は問題を解き始めた。



奴がずっと私を見ていることにも気付かないで。



P160もすぐに終わってしまって、やることがなくなってしまった。



かなり暇かも。
早くテスト返ってこないかな。



勝ったら何聞いてもらおうかな?



執事にでもなってもらおうかな。



扱き使えるし!



執事服を着てもらうとか。


着ぐるみきて1日過ごしてもらうのでもいいかも。



アイツに着ぐるみとか想像つかない。
かなり似合わないと思う。 



私がそんなバカなことを考えていたら。 



「さっきから何ニヤついてんだよ。」



素丸出しの奴の声が飛んできた。



「ニヤけてなんかいないわよ。」



「どうせくだらないこと考えてんだろ!」



ばかにしたように言う奴。