初めて私がいることに気付いたのか足を止めて私を見ている。 「ゆ…二階堂さん。貴方もドレスを探しに?」 戸惑いながら尋ねてきた。 「ええ…「そ、そうなの!!優斗。百合亜さんとたまたま会って話してたの。だからもうちょっと待っててね?」 “ええ、そうなの。”そう言おうとした時茉莉香さんによってかき消された。 きっと彼女は私と優斗を話させたくないんだと思う。 「じゃあ、またさっきのとこいるから。」 そう言って優斗は去っていった。