「まあいいわ。どこに買いに行く?」 「えっ!いいの?」 さっきまでと大違いに美吏那の表情はパッと明るくなった。 ほんと単純。 「自分から誘ったんじゃない。」 「そうだけど。……じゃあ、ママのお店でいい?」 「うん、いいよ。」 私が答えた時にちょうどチャイムがなったので、美吏那は自分の席に戻っていった。