「百合亜!今年のドレスどうしようかな?」 そう言って美吏那は雑誌を睨み付けている。 「そうねぇ…私もまだ決めてないのよ。」 私も数ある雑誌のひとつを取りペラペラとページを捲った。 クリスマスパーティーかぁ……。 高校生になった私達はティアラが貰える可能性がある。 去年は3年で元プリンセスの先輩だったはず。 私は……。 ティアラをもらうことができるのかな?