「優斗……。私、優斗に恋をして本当に良かった。……ありがとう。」 私は精一杯の最高の笑顔で優斗に叫んだ。 「俺も……俺も、百合亜に出会えて良かった。」 2人で笑いあった時、最後の花火が上がった。 その大きな花火は私のようにパーと咲きすぐに散ってしまった。 私の初恋は花火のような恋だった。