「わ、私ね…優斗に嘘ついてたの……。」 「う、そ…?」 優斗はなんのことか分からないといったように首をかしげた。 「初めて優斗に会った時はこんな奴が王子なんてあり得ないって思った!!」 優斗は笑いながら 「なんだそれ?」 「でも、いつからだろう、私の目が優斗を追うようになったのは?」 私は優斗の目を見ながら答えた。優斗は案の定目を見開いて驚いている。