外は6月なだけありだいぶ暑い。 ちょっと歩いただけで汗が出る。 庭の花を見ていると私は少し離れたところに王子に似た方を見つけた。 「あれは……。もしかして、」 私が目を凝らしてその人物を見つめているとそれに気付いたカレンは少し焦ったように私に声をかけてきた。