「何のようだ?」 「あの……。」 兵士はチラッと私を見てきた。 「王子。わたくしはここにいますので、兵士のお話を聞いてください。」 「すまない。すぐに戻ります。」 申し訳ない顔をしながら王子と兵士は少し先の方で話を始めた。 何の話なのかしら? 不思議に思いながら2人の会話を見ていた。