お城に着くと周りから視線を感じた。 やっぱりどこか変なのかもしれない。 そう思いながらも舞踏会の中に入った。 「なんて、多い人なのかしら。」 私は会場を見渡して呟いた。 「ねぇ!見て!王子よ。」 「本当だわ。なんて素敵なのかしら。」 近くにいた姫たちの言葉で私もそこへ目を向けた。