「なんか凄くない?」 今までの光景を見ていた美吏那がぽつんと呟いた。 「…う、うん。」 私達がしばらく固まっていると、拓磨くんが私達に気付いた。 「百合亜ちゃん達。もうすぐ仕事?」 「え、ええそうなの。それより随分繁盛してるのね?」 「なんか、中でお茶でもどうですか?って言うと大抵の人が入ってくれるんだ。」 拓磨くんは無邪気な笑顔で答えた。