「ゴミ重ーい!!」 「しょうがないよ。早く捨てに行こう。」 柱から覗いていると、違うクラスの子達がゴミ袋を持って階段を降りていた。 この階段からだと、ゴミ捨て場が一番近い。 その子達がいなくなると柱からでた。 「……話切れちゃったけど、二階堂さんは優斗のことはいいわけ?」 そう言ってきた辰弥くんの目は凄く真っ直ぐで全てを見透かされているようだった。 「……どうって、言われても。」 そう答えた私に辰弥くんは顔をしかめた。