僕達は屋上に行った。 もちろん、屋上には誰もいない。 眩しいぐらいの太陽と心地よい風が僕達を包みこむ。 「…話って?」 そう尋ねてきた城東優斗の顔はとても冷めていてその目を見ると少し怯みそうになった。 「分かってるよね?百合亜ちゃんのことだよ。」 僕はあえて笑顔で答えた。 城東優斗がどんな反応をするか知りたかった。