クラスの皆もその結果に驚いている。 だって、王子の役はたったの一票の差で 優斗、だったから。 左側の拓磨くんを見るとどこか複雑そうな顔をしていた。 私は内心焦ってしまった。 だって相手が優斗だよ? 普通でいられるわけがない。