Princessの掟





私が頼んだのはシーフードドリア。 



優斗はペペロンチーノ。



「ここのお店、美味しいね。」



私が聞いても優斗の反応がない。 



私は首をかしげた。 



「優斗!!」



さっきより大きめな声で呼んでみた。 



それで優斗がこちらをみた。 



「どうかした?」



「……いや、別に。」



優斗はそう言ったけど、どう見ても普通じゃない。



そんな時、優斗の携帯が鳴った。 



「ちょっとわりー。」



そう言うと優斗は席をたった。 




私は見えてしまった。