私が軽く諦めていたら、やっと優斗は手を退かしてくれた。 「もう、最低。」 私が睨んで言った。 「そりゃどーも。」 全く気にしてない様子。 そうこうしている内に映画が終わってしまった。 あーあ。 あんまり見れなかった。 私はそう思いながら映画館を跡にした。