それから家に帰ってからもそのことで頭がいっぱいで食事も喉に通らなかった。 「百合亜様何か口にして頂かなくては体が保ちませんよ。」 「ごめんなさい。少し一人にして。」 何を言っても無駄と思ったのか中原は部屋から出ていった。 一人になった部屋に月明かりが差し込んだ。 私はテラスに出ることにした。