朝目が覚めると私はベットの下にいた。 昨日部屋に戻ってからベットに顔を沈めて泣いているうちに寝ちゃったんだと思う。 でも私の背中に毛布がかけられていた。 きっと中原が気を遣ってかけてくれたんだ。 「……起きなきゃ。」 私は時計を見て化粧室に入った。 顔を洗おうと鏡を見るとひどく目が腫れていた。 その目からどれだけ涙を流したか一目瞭然。 「はぁー。」 自分の姿を見てため息が出てきた。