「でもいいんか? マネージャーって結構大変らしいで」
「誰に言ってんの? 幼なじみで私の体力知らんとか言わせへんで」
光にそう言われて、遥斗は彼女が中学のときに、1500m走で学年1位だったことを思い出した。同じクラスの女子生徒が教えてくれたのだが、確か2位とかなり差があったはずだ。
中学のときは、遥斗と同じ学年で陸上部に入っている女子が1人しかいなく、その女子も短距離が専門だった。
「水原なら大丈夫やって。問題は遥斗や」
「せや。遥斗帰宅部やったやろ。体力とかヤバいんちゃう」
「お前中3のとき、1500m6分くらいかかってたやろ。高校野球ナメたらあかんぞ」
2人に言いたいことが、遥斗には2つあった。
1つ目、遥斗は中学1年のときから毎朝走り込んでいる。さすがに帰宅部では体力がヤバいと思ったからだ。
2つ目、中3のとき走った1500mのタイムなんて遥斗は全く覚えていなかったが、少なくともあのときは力を抜いて走っていたことを覚えている。あんなものに全力を注ごうとは、遥斗は思わなかった。
プライドのこともあり、2人にそれを言うために遥斗は口を開いた。
「誰に言ってんの? 幼なじみで私の体力知らんとか言わせへんで」
光にそう言われて、遥斗は彼女が中学のときに、1500m走で学年1位だったことを思い出した。同じクラスの女子生徒が教えてくれたのだが、確か2位とかなり差があったはずだ。
中学のときは、遥斗と同じ学年で陸上部に入っている女子が1人しかいなく、その女子も短距離が専門だった。
「水原なら大丈夫やって。問題は遥斗や」
「せや。遥斗帰宅部やったやろ。体力とかヤバいんちゃう」
「お前中3のとき、1500m6分くらいかかってたやろ。高校野球ナメたらあかんぞ」
2人に言いたいことが、遥斗には2つあった。
1つ目、遥斗は中学1年のときから毎朝走り込んでいる。さすがに帰宅部では体力がヤバいと思ったからだ。
2つ目、中3のとき走った1500mのタイムなんて遥斗は全く覚えていなかったが、少なくともあのときは力を抜いて走っていたことを覚えている。あんなものに全力を注ごうとは、遥斗は思わなかった。
プライドのこともあり、2人にそれを言うために遥斗は口を開いた。
