イケメンJKと俺。

「上原先生もほんと何考えてるんだか…」

そう言った瞬間に口に左手を当てて、右手でおでこをたたいた。



「今…上原先生って言ったよな…?」

「…」

無言の神谷。



「嘘だろ…」
上原先生が・・・・・・・・ゲイ。

「マジで言ってんのか?」
あ、だから上原先生じゃなくて俺のところに来るのか。





「嘘だろぉ…。信じられない…」

「私だって信じられませんでしたよ…」



隠すのを諦めたのか神谷も賛成する。




「よーく、上原先生見てたら…やっぱゲイっぽい時があるんですよ」

あらら…。
ゲイだったのか…。
そんな風には見えないのに。



「だから、警察に行くに行けないんですよ。別に、何かしてくるわけじゃないから…世間体もあるし…」




本当にこいつはお人よしすぎ。