イケメンJKと俺。

今は俺だけ…俺のことだけ考えてくれ。
藤丸先生のことなんか考えないでくれ。


頼むから、俺を男として見てくれ…。




胸が張り裂けそうだ。
左手で腰を引き寄せ、右手でボタンを器用に外す。


神谷が暖めてくれた手は、すでに冷たくなっていた。
唇を解放し、首筋に跡をつける。



その時だった―

「先生ぇ…」
やっと俺の耳に届いた悲痛な叫び。



一瞬で血の気が引いた。