イケメンJKと俺。

「良ければ食べてもらいたいのがあるの。いいかしら」

「ええ。もちろん」



戻ってきた深雪さんが持ってきたのは、ワッフルだった。



「今朝のだから時間経っちゃってるんだけど…」

一口食べてみると、ふわっとしていて、しつこくない甘さが広がる。




「美味しいです!」

「朝だったらもっと美味しかったのよ?こう、外がサクサクで…」


とても楽しそうに話す深雪さんは輝いていた。





「これも、神谷がですか?」

「そう。増やしたいなぁって言ったら作ってきてくれたの♪」

「そうですか」
客として一番最初に食べたの、俺なんだ…。


そう思うと嬉しかった。




「メニューに入れようとおもうんだけど、どう?」

「いいんじゃないですか?俺は結構好きです」

「なら、入れちゃおうかしら♪ありがとうね」



しばらく深雪さんと話して、店を出ると、いい時間になっていたので玲人の家に向かった。