イケメンJKと俺。

「大丈夫だ。…元気出せ!神谷らしくないぞ」


悲しそうな目…
苦しそうな作った笑顔…



見たくなかった。



藤丸先生を想っているのかと思うと…。



いやいや、そんなわけない。
きっと勘違いだ。




半分くらい残っていたコーヒーを一気に飲み干した。









好きなやつを想って悲しそうにする神谷を見て…胸が苦しいなんて…まるで好きみたいだ。







そんなわけない。
そんなわけ………。




「こんなに辛いなら……先生好きになればよかったよ」


―ズキン―
胸に確かな痛みが走った。